調節操作のしやすさの計測
動作特性
−平成9年度 NEDO20人計測−
1. 計測装置
(1) 操作部位:
作業面からの高さ105㎜、操作部位間ピッチ70㎜
押しボタン:サイズ13㎜、押しボタン取り付けピッチは40㎜。上ボタンを押すとグラフは上昇、下ボタンを押すとグラフは下降。
ダイヤル :サイズ20㎜、最大回転角:左右とも150゜、中央位置でのクリック付。ダイヤルを右に回すとグラフは上昇、左に回すとグラフは下降、中央位置は停止。回転角が大きいほど変化速度は速い。
スライド式バー:左右移動幅30㎜。右スライドでグラフは上昇、左スライドでグラフは下降、中央位置は停止。スライド幅が大きいほど変化は速い。
(2) 制御部位:
目標位置の設定:0〜500ドットの範囲で自由、5連続操作まで可能
ずれのOK範囲(OK幅):± 0〜5ドットの範囲で自由
OK判定時間 :0.3〜5秒の範囲で自由
スタート位置 :自由設定、終了位置、最上部、最下部から選択可能
グラフの最大変化速度:0〜26㎜/secで可変
(3) 表 示 部:ノート型パソコン(12.1インチ、TFT液晶画面)
(4) 記 録 部:ノート型パソコン
記録内容:スタートから目標一致までに要した時間、1/10秒単位の座標
2. 計測方法
(1) 計測姿勢:
立位および座位(座位の椅子高さは座高計測時の座面高とする)
(2) 計測内容:
3種類の操作部位を操作し、目標グラフの高さに合わせ込むまでに要する時間を計測する。
(3) 計測方法:
装置を操作しやすい位置に置き、OK幅± 1、2、3ドットのときに、目標合わせに要した時間を計測する。
OKの判定時間(OK幅内にグラフがとどまる時間をカウントし、OKサインを表示するかどうかの判定時間)をOK幅に合わせて、それぞれ0.5、1、1.5秒とする。
目標高さは第1回目を450ドットとし、それに合わせ込むと次は自動的に50ドットに目標が変化し、以下、450、50、450と合計5回連続して変化させる。
目標合わせのスタート位置は250ドット(中央)とする。
操作部位、計測装置の条件設定、計測順序は乱数表で設定。
(4) 計測手順:
事前練習は、被験者が納得するまで行う。
設定された順序で、計測する。