明るさ変化があるときの歩行の計測
動作特性
−平成10年度 NEDO20人計測−
1.目的
明るいときの歩行に比べて、暗いときの歩行がどのように変わるか、また、明るさ変化に伴う順応時間の取り方がどうなるかに着目して計測した。
2.計測装置
(1)歩行路:幅0.9m×長さ12m、タイルカーペット敷き
(2)履 物:ソックス
(3)照 明:歩行路用…30W蛍光灯4本(取付高さ900mm、転倒防止手すり位置)
補助灯・・…6W蛍光灯1本(取付高さ2400mm、歩行路端から9000mm)
(4)距離計測:赤外線レーザーによる非接触計測
(5)着地情報計測:踵に取り付けたスイッチのON/OFFを無線により送受信
(6)歩行姿勢計測:ビデオカメラ
(7)搬送用荷物:片手用かご+軽く持ち運べる重さの容器
3.計測方法
歩行路他端に路面照明用のスイッチを設置し、明るい歩行路を歩いて行って消灯し、一カ所のみが6Wの昼光色蛍光灯で路面照度1lxになるように調整された暗い空間中を戻ってくる。次いで暗い空間を歩いていき、路面照明用のスイッチを入れ、明るい中を戻ってくる。その後、歩行時の内観を聴取した。
内観報告は次の2項目
(1)明るさを変えた後、目が慣れるまでしばらく待ったかどうか
(2)歩行時に感じたこと、注意したこと