TUG(Timed”up and go”Test)
■計測概要
椅座位状態から立ちあがり、3m先の目印を廻って方向転換し再度着座姿勢に戻るまでの時間を計測する。
■計測目的
バランス機能の評価パラメータとして計測を行う(歩行速度、ADL遂行能力との相関が高いとされている)
■計測手順
① 必要機器
- 背もたれ及び肘掛け付の椅子
- 高さ40~50cmのポール状の目印
- メジャー
- ストップウォッチ
② 基本姿勢(座位)
- 座面高:下腿長×1.2倍
- 背中が背もたれに接するように着座する
③ 教示
- 検者のスタート合図とともに立ち上がり、前方のポールを廻って元の着座姿勢をとること
- 歩く速度は日常的に歩いている速度をイメージすること
④ 計測
計測開始は被験者の背中が背もたれを離れたときとし、再度もとの着座姿勢に戻った時点を計測終了とする。
⑤ 記録
計測は3回実施し平均値の記録をとる。
■単位
sec