全身反応時間
■準備
圧力センサー式光反応測定器
(圧力センサーにより、ランプが光ってから、足が離れるまでの時間を測定する)
■測定方法
(1) 「用意」で膝を少し曲げる。(計測者は、光反応測定器のスイッチを押し、光刺激発生準備を行う。)
(2) ランプは光ったら、できるだけ早く10cmその場で跳び上がる。(*ランプが光る時間は、不規則)
■記録
(1) 光刺激に対する反応時間(光ってから足が床から離れるまでの時間)を計測する。
(2) 計測原理:跳躍部裏面に固定された歪みゲージによる荷重変化から算出。
(3) 3回実施し最小値の記録をとる。
■実施上の注意
(1) 腰痛の自覚症状があったり、不安を感じる被測定者については、このテストを実施しない。
(2) 両腕を組み, 両脇をしめる。仰臥姿勢の際は, 背中( 肩甲骨) がマットにつくまで上体を倒す。
(3) 補助者は被測定者の下肢が動かないように両腕で両膝をしっかり固定する。しっかり固定するために, 補助者は被測定者より体格が大きい者が望ましい。
(4) 被測定者の頭部の安全を確保するために配置された補助者は, 被測定者の動作が頭部をマットに打ちつける危険があると感じた場合には, 即座に中止させる。
(5) 被測定者と補助者の頭がぶつからないように注意する。
(6) 被測定者のメガネは, はずすようにする。
■備考
計測手法は平成13~14年度人間特性データベースの「光反応時間」と同じであり、ここでは計測名を「全身反応時間」とした。
■単位
msec