上部胸囲(静時)(じょうぶきょうい)
■測定定義
後腕付根点の高さにおける体幹の水平周長。正常の呼吸時に、息を吐いてから次に息を吸うまでの間に測る
■測定器具
巻尺(王子度器製作所特注品)
■測定姿勢
■測定方法
- 巻尺を前面は喉頭隆起(のどぼとけ)の直下、後面は自然に落ち着く位置に、頚部の軸に直交するようにまわして周長を測る
- 巻尺を腕付根下端の高さで水平にまわして前面で目盛を読む
- 被験者に両腕を開いてもらい、巻尺を腕付根下端に沿わせて両腕を閉じる。息を吐いてから次に息を吸うまでの間で、巻尺が体表面に沿う程度に締めて測る
- 巻尺をできるだけ腋窩の上方まで上げる
- 巻尺にたるみが出やすいので被験者に腕を開いてもらい巻尺を整える
- 補助者は側方及び後方から水平を確かめ、側面及び後面に巻尺のたるみがないか注意する
- 後面で巻尺が体表面に沿わずに浮く場合は、巻尺を体表に沿うよう押さえずに浮いた状態で測る
- 巻尺が前上がりにならないように注意する
- ※右腕付根下端より左腕付根下端の方が低い場合は左腕付根下端の高さで測る
■測定点
■計測回数
1回
■参考文献
設計のための人間計測マニュアル(生命工学工業技術研究所 編)F8
■単位
mm