名称 | 衣服設計支援のための人間感覚データベース |
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計測年 | 1998年-2000年 |
計測場所 | 長野県、大阪府 |
計測対象者 | 計測項目によって異なる 日本人男女 (体温調整能:高齢者、若年者 13人) (風の影響について:成年女子 7人) (湿度の影響について:成年女子 8人) (運動能力の影響について:20-26歳女性 6人) |
計測項目 | 体温調整能として、生理量(平均体温、直腸温、直腸温変化分、皮膚温、平均血圧、心拍数、皮膚血流量、局所発汗量)、心理量(温冷感、快適感、温潤感) 風の影響として(直腸温度、7ヶ所の皮膚温度)、湿度の影響として(皮膚温10点、発汗量2点、直腸温、心拍数、血圧)、主観的申告(温冷感、湿潤感、快適感) 運動機能として(食道温、胸部・大腿部の被服内温湿度、前腕部・下腿部の被服内温度、胸部発汗速度、皮膚血流、心拍数、動脈血流) 肌着・シャツ・スラックスの評価事例 |
特徴 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託により、HQLが実施した「人間感覚データベース構築モデル事業」の成果に基づくデータ。 衣服と人の体温調節の関係に注目し、評価方法や高齢者を中心とした体温機能調節能の特性に関するデータを収録したもので、「体温調整能の評価方法」「肌着・シャツ・スラックスの評価事例」「体温調整能データ」が収録されている。 |
その他 |
1.本データベースの目的・特色
このデータベースは衣服と人の体温調節の関係に注目し、その評価方法や高齢者を中心とした体温調節能の特性データを解説したものです。その情報を参考に衣服設計の支援となることを目的としています。 本データベースの特色は以下の3点です。(1)新たに体温調節能の評価方法を開発しました。その評価方法をわかりやすく紹介しています。 (2)上記の評価方法を用いた「涼しい」肌着、「涼しい」シャツ・スラックスの評価事例を紹介します。 (3)高齢者を中心に計測した体温調節能の個人データを提供できるようにしています。
2.本データベースのデータ構造
本データベースのデータ構造は以下の通りです。①体温調節能の評価方法
・評価方法の開発背景 ・体温調節能の評価方法 ・温度刺激の時間的変動に対する測定基準 ・風の影響 ・湿度の影響 ・運動能力の影響
②肌着・シャツ・スラックスの評価事例
1.今回使用した実験用着衣の種類とその物性
(1)熱・水分移動特性について (2)シャツ・スラックスについて (3)肌着について
2.発汗サーマルマネキンを用いた評価結果
(1)発汗サーマルマネキンについて (2)発汗サーマルマネキン測定条件 (3)測定結果1:無風時の衣服内気候 (4)測定結果2:有風時の衣服内気候 (5)測定結果3:まとめ
3.被験者を用いた評価結果
(1)標準条件での評価結果(シャツ・スラックスの場合) (2)標準条件での評価結果(肌着の場合) (3)風の影響 (4)湿度の影響 (5)運動能力の影響
4.高齢者と若者の体温調節能の比較結果
③体温調節能データベース
・個人データのダウンロード ・収録データについて ・被験者属性 ・測定項目 ・測定基準 ・プログラムの使用方法 ・高齢者と若者の体温調節能の比較結果