ダイヤルサイズと操作のしやすさ


動作特性 −平成9年度 NEDO20人計測−



1.被験者数:高齢者12名(60代、70代、80代、男女各2名)
若年者8名(20代、30代、男女各2名)


2.計測方法


 径15、20、25、35mmの4種類のダイヤルを操作して、目標グラフの高さに合わせる。

目標に合うと次の目標が提示されるので、それに合わせる。5回合わせると一つの操作が完了する。このとき、操作のしやすさに関する内観報告を聴取する。


3.計測結果


 図に操作のしやすさに関する内観報告の結果を示す。グラフの縦軸は評価を示し、1はやりにくい、5はやりやすいを示す。




 最もサイズの大きい(径35mm)ダイヤルで評価が低く、中間の2種類(径20、25mm)で評価が高い。

この理由として、サイズが大きいものは、大きな回転操作が必要なため操作性が悪くなることによると思われる。

なお、被験者の中には左回し(手首の回内操作)がうまくできないため、少し回しては持ち直し、また少し回すという形で調節する人もいた。