紙めくり操作の計測
体性感覚
−平成12年度 NEDO20人計測−
1.目的
卓上計算機を用いた入力操作時に、入力数値を記載したカードをめくってもらい、めくり操作の時間、正確さを計測するとともに、めくりやすさの評価をしてもらう。
2.計測装置
紙の厚さ、ざらつき感の異なる7種類の用紙(A6サイズ)に2桁の数字をプリントしたカードを用いた。
用紙は次による。
タイプ1:上質紙( 45) 厚さ0.08mm
タイプ2:上質紙( 70) 厚さ0.13mm
タイプ3:厚口紙(110) 厚さ0.23mm
タイプ4:和紙1(繊維模様あり) 厚さ0.14mm 滑らかな面に印刷
タイプ5:和紙1(繊維模様あり) 厚さ0.14mm ざらついた面に印刷
タイプ6:和紙2(繊維模様なし) 厚さ0.16mm 滑らかな面に印刷
タイプ7:和紙2(繊維模様なし) 厚さ0.16mm ざらついた面に印刷
3.計測方法
(1) それぞれの用紙を用いて、1計測で10枚のカードを渡し、めくり操作をしてもらう。(実際には卓上計算器の入力操作時のめくり操作を計測対象とする)
(2) ビデオ映像から、めくり方や、めくりに要する時間、正確さを計測する。
(3) 一連の入力作業終了後に、めくりやすさの順位付け評価と、その理由を聴取する。