発行:丸善株式会社
A5判・並製 各巻:約300頁
企業の技術者・実務者を対象にした、“人にやさしいものづくり”のための人間生活工学の実践的な基礎知識、基盤技術をまとめた実用書。実際的な理解を習得できるよう、具体的で適切な方法論と技術をわかりやすくまとめる。
人にやさしいものづくりのための方法論として、「人にやさしいものづくり=人間生活親和型製品設計」が求められる時代背景と人間工学、人間生活工学の概念と方法論 企業における「人にやさしいものづくり」の基本的考え方、デザインの概念を中心とした製品美と使いやすさとの関係、ユーザビリティ、開発初期段階における観察手法とそれを具体的なアイディアに結びつける発送と展開手法、生活者の視点から見た製品開発、ユニバーサルデザインの考え方とその概念の広がり、製品安全に関する企業の責務、製品安全の設計プロセス、ユーザ参加型評価の方法などを学ぶ。
本体価格 3,800円
【主要目次】
人にやさしいものづくりを考える/製品美とその開発/人間中心設計/イノベーションのためのデザインプロセス/ユニバーサルデザイン/製品安全/製品評価の方法論
「人にやさしいものづくり」を推進するためには人間の理解が欠かせない。人間生活工学では、生活する人間を様々なレベルで理解することが大切であるが、その基本は、形態(かたち)、動態(うごき)、身体機能(はたらき)、感覚(かんじかた)、行動・認知(かんがえやおこない)などの特性である。それらを正しく測り、正しく理解し、そしてそれを製品開発に生かす方法と技術を正しく使うことが大切となる。この巻では、人間の特性、おもに形態・動態・生理を中心に、その測定、データベースの活用と、それらを道具や機器、衣服などの製品開発に役立たせる技術と方法を解説する。
本体価格 4,000円
【主要目次】
人間の構造と機能/人間特性データベース/人体を測る/PTS法による動作時間の評価/製品設計/アパレル設計/コンピュータマネキン
コンピュータ応用機器をはじめ、包装パッケージ、組み立て家具など、ある「一定手順」で処置、操作しなくてはならない製品では、その操作手順やその表現、説明の設計が課題となる。この設計が適切になされていないと、「どう使ってよいかがわからない」という問題が生じる。また標識、表示、ピクトグラム、報知音などのサインでは、そのデザインが不適切であると、「意味がわからない」「違う意味だと思った」などの問題を生じる。これらの解決策は、ユーザの意図に沿った設計を行うか、あるいは、設計者の意図が明示された設計とするかのいずれかとなる。これは人間の判断、記憶などの認知的な側面 と密接な関係をもつ。この巻では、認知的な意味での使いやすさを設計するための基礎知識、設計と評価のための技術と方法を学ぶ。
本体価格 3,900円
【主要目次】
認知的ユーザビリティの基礎/ガイダンスのデザイン/スクリーンデザイン/マニュアルデザイン/ユーザビリティテスト
企業の技術者・実務者を対象にした、“人にやさしいものづくり”のための人間生活工学の実践的な基礎知識、基盤技術をまとめた実用書シリーズ。実際的な理解を習得できるよう、具体的で適切な方法論と技術をわかりやすくまとめている。4巻では、快適な空間、快適な環境、快適な生活のための設計技術とは何か、そのためには何を配慮し、どんな測定方法があるのか。快適性にかかわる心理評価の基礎知識を、図表を多用しながら学ぶ。
本体価格 3,800円
【主要目次】
生涯発達と製品配慮/生活環境の快適性/環境測定の方法/心理評価の方法/統計的方法/安心・安全で快適な生活空間設計
編集幹事
吉岡松太郎 (社)人間生活工学研究センター (1巻)
岡田 明 大阪市立大学大学院生活科学研究科 (2巻)
小松原明哲 早稲田大学理工学部 (3巻)
酒井 一博 (財)労働科学研究所 (4巻)
編集委員 (五十音順)
今岡 春樹 奈良女子大学生活環境学部
大須賀美恵子 大阪工業大学情報科学部
加藤象二郎 愛知みずほ大学人間科学部
櫛 勝彦 京都工芸繊維大学工芸学部
黒須 正明 (独)メディア教育開発センター研究開発部
神宮 英夫 金沢工業大学人間系
鈴木 浩明 (財)鉄道総合技術研究所人間科学研究部
高橋美和子 (社)人間生活工学研究センター
徳田 哲男 埼玉県立大学保健医療福祉学部
持丸 正明 (独)産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター
山岡 俊樹 和歌山大学システム工学部
少子高齢社会、量から質への価値観の転換、安心・安全・快適な生活づくりなど、私たちの生活や社会は、大きく変わってきている。この変化する生活や社会を支え、実現する技術に、人間生活工学がある。人間生活工学は、人間や生活への親和性の高い製品やサービスの開発、すなわち「人にやさしいものづくり」のための技術と方法であり、人間工学と深いかかわりを持ちながら発展し、さらにユニバーサルデザインにおいても重要な役割を果たすものである。
人間生活工学は製品やサービスを供給する企業だけのものではない。それを生活者(消費者)に届ける立場の流通販売業者、さらには、生活者自身の的確な“商品選択”“意見発信”のためにも必要な技術である。しかし問題は、ではどうするか、である。掛け声だけでは、「人にやさしいものづくり」は実現しない。技術を身につけ、適切な方法を用いてこそ、「人にやさしいものづくり」を実現することができる。本書はそのための技術と方法の書である。(中略)
本シリーズは、(社)人間生活工学研究センターが、平成14年度経済産業省補正予算事業(三菱総合研究所委託)起業家育成プログラム等導入促進事業のうちの技術経営プログラム開発の一つとして受託し実施した「人間工学人材育成カリキュラムの開発」事業において、人にやさしいものづくりのためのシラバス(授業明細書)開発に携わったメンバーが中心となり、そのシラバスをベースにした研修や自習のための教材として制作されたものである。各領域の第一人者の手になるものであり、人間生活工学の標準となる教科書として、非常に中身の濃いものとなっている。本書を手に取られた皆さんには、本書を座右に置かれ、大いに活用していただきたいと思う。
平成16年 晩秋
編集幹事一同
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書名: 人間生活工学 商品開発実践ガイド
編集: (社)人間生活工学研究センター
型、頁: B5判、128頁
ISBN: 4-88922-112-3
本体価格: 1,800円
目次
第1章 ◆これからの企業経営と人間生活工学
第2章 ◆人間生活工学による製品開発
第3章 ◆人間生活工学製品開発とチェック表の使い方
第4章 ◆これからの人間生活工学を考える
演習
付録 人間生活工学が考えられた製品
[参考資料1] 説明責任とISO規格
[参考資料2] 人間工学と人間工学設計
[参考資料3] バリアフリーデザインとユニバーサルデザイン
[参考資料4] カルチャー問題
[参考資料5] 製造物責任と製品安全対策
[参考資料6] 子どもと製品安全
[参考資料7] 質問紙・インタビューによる調査
[参考資料8] ユーザ調査・ユーザテストにおける人権への配慮
[参考資料9] 人間特性データベース
[参考資料10] コンピュータマネキン
[参考資料11] 生理計測法
もの作りでは、まず「よいものとは何か」を探ることが重要です。人間は、一人一人、身体特性も能力も違い、また、嗜好や価値観も違います。したがって、使い手にとって「よいもの」を創り出すには、人間とその生活に関する情報をもの作りの活動プロセスに的確に反映させていくことが欠かせません。これが、「人間生活工学」の実践です。
本書は、よりよい商品開発を目指している方々への参考書として、具体的かつ実際的な内容となっており、初めての方でも、「人間生活工学」の理解を深めながら、「人間生活工学」に基づくもの作りが実践できるように工夫されています。
技術の進歩はさまざまな商品を創り出しましたが、ともすると、それを使う人間との距離を広げてしまうことがあります。この距離を縮めるには、より深く人間とその生活を見つめ直す事が必要であり、本書はそのきっかけとなるはずです。
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【著者】金園社企画編集部編
【ISBN】978-4-321-70601-8
【サイズ】B5変型
【ページ数】144頁
【本体価格】1,200円
あなたは太い?細い?太ももから顔の大きさ、足の長さまで、気になるサイズを大公開!28項目の体の寸法を日本人の平均値と比べてみませんか。肥満度&メタボ予備軍も測定できます!すぐに測れるメジャー付!
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書名: 構造化ユーザインタフェースの設計と評価わかりやすい操作画面をつくるための32項目
編著: 山岡俊樹・鈴木一重・藤原義久
編集: (社)人間生活工学研究センターユーザインタフェース設計委員会 SIDE実証研究会
型、頁: A5判、266頁
ISBN: 978-4-320-02996-5
本体価格: 3,000円
ごあいさつ 通商産業省生活産業局 人間生活システム企画室長 千野 雅人
刊行にあたって メリーランド大学コンピュータ科学部 教授 Ben Shneiderman
はじめに 和歌山大学 システム工学部 教授 山岡 俊樹
第1章 SIDEとは
第2章 SIDEの使い方
第3章 UI設計項目
第4章 高齢者が楽しんで使えるFAX付き電話機
第5章 Web上のショッピングモール
第6章 ビジネスマンが仕事で使える携帯電話
第7章 映画案内
第8章 ユーザインタフェース関係情報
参考文献
あとがき (社)人間生活工学研究センター 専務理事 鈴木 一重
(社)人間生活工学研究センターは、平成10年度に通商産業省生活産業局の支援の下、和歌山大学システム工学部の山岡俊樹教授と共同企画で「ユーザインタフェース設計委員会(日本自転車振興会補助金事業)を運用していましたが、その成果として現場でも使いやすく初心者でも活用できる新しいユーザインタフェース設計・評価手法を「構造化ユーザインタフェース設計・評価方法」 (Structured User Interface Design & Evaluation Method: SIDE)としてまとめました。
さらに、平成11年度にはHQL自主事業として「SIDE実証研究会」を設置し、『FAX付き電話機』、『Web上のショッピングモール』および『携帯端末』の具体的な事例をSIDEにそって設計をする事例研究を行いました。
本書は、これらの活用事例を加えた実用的なもとのなっていますので、是非そば(SIDE)に置いて役立ててくだされば幸いです。
・経験がなくとも画面設計・操作部の設計が出来る方法が紹介されています。
・所定のフォーマットがあり、これに従って設計すれば誰でも画面設計・操作部の設計が可能です。
・単に考え方だけが述べられているのではなく、具体的な方法、それを活用して作成した事例が豊富に紹介されています。
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ただいま準備中です。