心身特性と価値変化を探る研究会(2016年度新設)
「美味しく感じるカトラリー研究-喫食時の身体機能と感覚器官から-」
高齢社会に突入した今、各種サービスや商品は、加齢に伴う心身特性と価値観の変化にどのように対応していくのかが大きな課題となっています。人間は加齢に伴い心身特性が変化していきます。特に中年期以降は、子どもの独立や両親との別れといった、大きな環境変化の機会も増えていきます。こうした中で、価値観はどのように変化していくのでしょうか。その人固有の価値観は年齢と共に徐々に変化していくと推測されます。
心身特性と価値変化を探る研究会では、「調理」「食事」「入浴」「買い物」「運動」「旅行」などの生活場面の中から、具体的なテーマを設定し、加齢に伴って、関連する心身特性や価値観がどのように変化するのか(しないのか)を探ります。個々の具体的なテーマ研究を通じて、生活全体として検討項目、収集すべき情報を明らかにしていきます。
2016年度からは、食事場面を対象に、「喫食に関わる身体機能」と「美味しく感じる感覚」の関係に着目し、いくつになっても「おいしさ」を感じられるカトラリーの要件について研究を進めています。
(主査 株式会社HALデザイン研究所 代表取締役 石本明生)
(主査 有限会社インテント 代表取締役 大塚祐子)
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