調査・研究開発

高度人体デジタル計測システム技術の開発

■委託元

経済産業省委託

■事業年度

2002年4月~2005年3月

■事業概要

人間特性に合った製品作りを支えるための重要技術開発として、(1)三次元人体形状データから解剖学的特徴点を自動抽出する手法の開発、(2)三次元人体形状データからの自動採寸手法の開発、(3)身体形状の正規化モデル(身体形状データについて平均形状の算出や形状の差違を定量的に比較することを可能とするために、同一点数、同一幾何学構造のポリゴンデータで人体形状データを再表現したもの)の開発、(4)正規化人体形状モデルを利用した三次元形状を統計処理する技術の開発、(5)これらの技術を搭載した自動計測システムの構築とこのシステムを用いた店頭での人体形状データの収集を行った。なお、解剖学的特徴点位置の自動抽出手法については、筑波大学と(独)産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センターが共同開発し、その成果の一部を(株)アイウェアラボラトリー、浜松ホトニクス(株)がソフトウェアとして実装した。また両者はそれらの解剖学的特徴点位置と形状データから人体寸法計測を自動化するソフトウェアを開発した。また両社はデジタルヒューマン研究センターの技術に基づいて、正規化モデルを自動生成するソフトウェアを実装し、人体形状データの統計処理を実現した。また人間生活工学研究センターは、これらの事業を総括するとともに、人体形状データ収集と意見収集を担当した。

↑