講師
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター/ESGリサーチセンター
主席研究員 足達 英一郎 氏
テーマ
第3回イブニングセミナーのテーマは、「ISO/SR(組織の社会的責任)の最新動向と顧客の立場に立った商品・サービス」です。
現在、ISO(国際標準化機構)において、企業の社会的責任(CSR)を含むあらゆる組織の社会的責任(SR=Social Responsibility)の取り組みを促進するため、国際的な実施ガイダンスの作成が進められています(2009年中にISO26000として発効される予定)。この中では、消費者の立場に立った安全・安心な製品・サービスの提供も重要な課題の一つとしてあげられています。
今回のイブニングセミナーでは、現在、この規格の国内対策委員会メンバー(エキスパート)である、株式会社日本総合研究所 主席研究員 足達英一郎氏をお迎えし、規格検討の最新動向をご紹介いただきます。また特に人にやさしいものづくりに関わる点については、関連する最近の話題も含めてご紹介いただきます。
講師からのコメント
国際標準化機構ISOが「組織の社会的責任」に関する国際規格ISO26000の作成作業を進めています。その第三次作業原案では、「社会的責任」の中核的課題を七つ定め、そのひとつに消費者課題があげられています。
その内容は、1.公正な事業活動、マーケティング、情報活動、2.消費者の健康上及び安全上の保護、3.製品リコールのメカニズム、4.環境および社会側面で有益な商品・サービスの提供・開発、5.消費者サービス及び支援、6.消費者データ保護及びプライバシー、7.必要不可欠な物品及びサービスへのアクセス、8.持続可能な消費、9.教育及び啓発となっています。これらは、「顧客に誠実である」ことの要件でもあり、本来、日本企業の得意としていた取組でもあります。日本企業の取組の現状を分析しながら、ISO26000の議論と対照させて、今後の課題について皆さんと考えて参りたいと思います。
特に受講をお勧めしたい方
特に企画、開発、デザイン、品質審査管理部門のマネジャクラスの方のご受講をお勧めします。
日時・時間数 | 10月19日(金)18時00分~20時00分(2時間) 軽食をご用意致しますので、少し早めにお越し下さい(17:30から受付致します) |
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場所 | 品川インターシティ ホール棟 地下1階 会議室3 |
受講料 | 1名につき10,500円 |
定員 | 30名 |
講義形式 |
ただいま準備中です。