色弁別の計測結果


視覚機能 −H09 HQL420人計測−


 

 

 ○被験者数:411名(色覚異常者、計測拒否・中断者等を除く)

  ここでは、25〜34歳と75歳以上の計測結果を紹介する。

年代

25〜34

35〜44

45〜54

54〜64

65〜74

75〜

人数

45

42

40

99

109

76

 

 ○視力矯正:通常使用の視力矯正具を使用。

 ○計測方法:赤、黄、緑、青の4色について、色相、明度、彩度の各々を独立に変化させた比較色を作成し、「基準色−基準色」「比較色−比較色」「基準色−比較色」「比較色−基準色」の2点組み合わせカードを使用し、色の差異があるかないかの申告を記録。

 ○カード呈示時間:2秒/1組。

 ○視標面照度:10 lx 、1000 lx(光源:蛍光灯)。

 ○呈示カードの色および色差

・背景色:灰色(N=6.5)
・基準色:赤(5R4/12)、黄(5Y7/10)、緑(2.5G4/9)、青(5PB4/10)
・比較色:色差の付け方
・色相:時計回り方向(赤→橙、黄→黄緑、緑→青、青→紫)
・明度:明るくなる方向
・彩度:くすむ方向
変化量

カードの種類

変化量(△E*ab)

赤 色相

4, 8, 12, 16, 20, 24

  明度

2, 4, 6, 8, 10, 12

  彩度

5, 10, 15, 20, 25, 30

黄 色相

2. 4, 6, 8, 10, 12

  明度

2, 4, 6, 8, 10, 12

  彩度

6, 12, 18, 24, 30, 36, 42

緑 色相

4.5, 9, 13.5, 18, 22.5, 27

  明度

2, 4, 6, 8, 10, 12, 14

  彩度

5, 10, 15, 20, 25, 30, 35

青 色相

2, 4, 6, 8, 10, 12, 14

  明度

2, 4, 6, 8, 10, 12, 14

  彩度

5, 10, 15, 20, 25, 30

     (注)変化量△E*abは△L*a*b*表色系による色差で、次式による。

       △E*ab=(( △L*)2 +(△a*) 2 +( △b*)20.5

 

 ○計測結果

 図中、棒グラフ上の線は偏差を示す。
 緑の色相は明るさによる差が認められる。また、青色の彩度は年齢による差が認められる。

 (1)赤


 (2)黄


(3)緑

 

 (4)青