最小可聴域


聴覚特性 −平成10年度 NEDO20人計測−


 

1.目的

 被験者の聴覚に関する基本特性を把握するため、周波数別最小可聴域の計測を行なった。

2.計測方法

  オージオメータ−にて、125、250、500、1000、2000、4000、8000HZでの最小可聴域を測定した。

(1)ヘッドホンを装着し、右耳から計測を開始する。
(2)練習で、1000、4000、500HZの断続音を40dBで呈示しどのような音か確認してもらう。このとき40dBで聞こえなければ、5dBづつ上げていく。
(3)続いて計測を開始する。1000Hzから始め、2000、4000、8000Hzを計測し、ふたたび1000Hzを計測する。このとき、最初の測定値との差が10dB以上の場合は、再び高音側の計測をする。5dB以下であれば、500、250、125Hzを計測する。同じ周波数で測定値が異なる場合は小さい方を採用する。
(4)同様に左耳の計測を行う。