テレビ聴取音量


聴覚特性 −平成11年度実験計測−


 


1.被験者数

  高齢者:13人(60代 12人、70代 1人)

  若年者:22人(20代 11人、30代 1人、50代 10人)

 

2.計測内容

 下記6種類の番組を繰り返し再生し、被験者の調節したテレビ音量を測定した。

 ①ニュース系番組②ドキュメンタリー系番組③ドラマ系番組④コメディ系番組⑤音楽(ポップス)系番組⑥音楽(演歌)系番組

 

3.計測結果

 計測結果を図に示す。図の縦軸は聞き取りやすいテレビ聴取音量(dB)、横軸は平均聴力レベル(6分法)の5dBきざみの区分を示す。

 

 いずれの場合においても、聴力損失の大きい被験者の方が聴取音量が大きくなるという傾向が見られた。

 テレビ聴取音量には、被験者の好み等の要因もあるので、計測に使用する番組の種類やその関心度等についても検討が必要と思われる。