テレビ聴取音量の測定


聴覚特性 −平成11年度実験計測−


 

1.目的

 日常生活の中でのテレビの聴取音量の大小は、聴力の異なる家族が一緒にテレビを視聴する場合、また個別の視聴においても決して無視することのできない生活条件の一つである。特に居住空間の音響設計には大きく関わってくる。このテレビの聴取音量について、日常の生活空間にできるだけ近い室環境で測定することを試みた。 

2.計測方法

 測定用テレビ番組は下記6種のものを繰り返し再生して使用した。

   ①ニュース系番組
②ドキュメンタリー系番組
③ドラマ系番組
④コメディ系番組
⑤音楽(ポップス)系番組
⑥音楽(演歌)系番組

 聴取音量の調節は、被験者自身が行い、別棟の計測室にて調節レベル信号を記録し測定を行った。