名称 | 職場環境診断のための人間感覚データベース |
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計測年 | 1998年-2000年 |
計測場所 | 大阪府 |
計測対象者 | 20-80歳代の日本人男女、257人。既住症なし。トラッキング作業未経験者などのスクリーニングを行っている。 |
計測項目 | 主観量、生理量、行動量など15項目 |
特徴 | 快適性を評価する指標(ものさし)の確立を目的に、1990年から1998年にかけて、通産省(現経済産業省)のプロジェクトとして「人間感覚計測応用技術」プロジェクトが行われた。職場環境診断データベースはこの研究成果に基づいて計測されたもの。職場環境(物理環境・作業特性環境)をワーカーのストレス・疲労の観点から評価することを目的に作業とストレス・疲労の関係を整理したデータが収録されている。 |
その他 |
本データベースの特徴
このデータベースは職場環境をワーカのストレス・疲労の観点から評価することを目的に、作業とストレス・疲労の関係を整理したデータを収録しています。 ここで言う「職場環境」とは物理的環境だけでなく作業特性も含めた環境です。
(1)仕事の分類自職場診断、事例データベースでは、仕事を下記の3つのタイプに分類しています。 A.機器対応・ケア型: 機器システム操作や計器監視作業など機器の取り扱いが多いタイプ 事例タスクとして、化学プラント(三交代制)・検ビン作業を取り上げています。 B.状況対応型 : 場所の移動、不規則な勤務や作業の変更など状況変化に対応することが多いタイプ 事例タスクとして、トラック深夜走行を取り上げています。 C.情報対応型 :データ入力作業・情報処理作業 企画、事務処理、対人サービスなど情報の取り扱いが多いタイプ 事例タスクとして、データ入力作業・情報処理作業を取り上げています。 (2)疲労・ストレスの出現局面(フェーズ)の設定仕事のタイプにかかわらず、疲労・ストレスの出現局面(フェーズ)に注目して、人間の生理心理反応を整理しています。またその反応を示す計測データを見ることができます。
(3)対策案対策案は下記のポイントごとに例示しています。 ・情報の流れ・わかりやすさ ・作業負荷の軽減 ・周辺環境 ・チームワークとコミュニケーション ・作業時間制 (4)ストレス・疲労の客観的計測について、その計測方法と個々のデータを紹介しています。例)皮膚温、心電図、脈波、呼吸、瞬目、脳波、主観評価など |