生活習慣病の予防には、日常生活における適度な運動やバランスの取れた食生活が重要です。その中で私たちは運動に着目し、ダニエル・カーネマンのプロスペクト理論などの行動経済学に基づき、損失回避、コミットメント、利他性など、人の心理に働きかけるウォーキングアプリ「運動サプリ」、「運動サプリGH」を開発しました。これらのアプリは、行動経済学の原理を応用し、ユーザーの行動変容を促すための機能を実装しています。ユーザーの歩数目標設定、供託金配分設定の最適化により、平均歩数の向上と運動習慣の形成・維持を支援します。
これらのアプリの開発プロセスにおいては、自治体や企業など6団体での評価・検証を行いました。その結果、これらのアプリを利用したウォーキングイベントにおいて、参加者の平均歩数の増加、運動無関心層の歩数の増加、運動意欲の向上、主観的身体健康度の向上、主観的精神健康度の向上、運動の継続可能性が確認されました。
※これらのアプリは、弊社の特許取得済技術IDOM (Incentive Driven Outcome Management) を使用しています。(「チャレンジ支援システム(特許第6696672号)」、「プログラム、チャレンジ支援システム、チャレンジ支援方法、端末(特許第6762647号)」等)