研究開発

研究開発

人間特性を様々な観点から解明するために、新たな計測法、データの取得・解析・評価法を研究開発すると共に、それらの応用により安心、安全、快適、健康、便利といった生活環境の質的向上に寄与する技術の創造を目指して研究開発を行っています。

石油プラント保守・点検作業支援システム技術(2004年度~2006年度)

人間行動適合型生活環境創出システム技術(1999年度~2003年度)

より安全で、快適な生活環境を創出するために、人間の自然な行動を計測し、理解・蓄積する技術を開発し、人間と製品・環境の適合性を客観的に解析し、個々の人間の行動特性に製品や作業環境を適合させることを支援するシステム技術を開発しました。

主な研究成果と実用化の見通し

  • ミスを検知し警告を発する運転支援システム
  • 作業でのうっかりミスを防止するNC工作機作業支援システム及びNCコントローラ
  • 作業現場での安全管理・教育を支援するシステム
  • 身体に装着し姿勢等の状態を把握するウェアラブルセンサ
  • 実路運転行動データベース
  • 住宅内行動データベース
  • 日常生活と住まい方に関するアンケートデータ

人間感覚計測応用技術(1990年度~1998年度)

人間の感覚特性に適合した安全で快適な居住・職場環境や生活製品等の設計を行うために必要な人間の諸感覚を、非侵襲、簡易かつ定量的に捉える計測技術、快適性等の主観量計測のための物差しの構成などの人間感覚応用技術を確立しました。

主な活用実績

  • 人間の諸感覚を捉える計測技術は、心拍を計測して揉み方を変えるマッサージチェア、生体リズムを活性化させる照明機器、唾液中のストレス由来ホルモン計測装置、視線計測装置等に活用されています。
  • 快適性等の評価尺度は、空調を始めとする室内環境設計等に活用されています。
  • 生理・心理計測法や計測データの理解のためにまとめた標準マニュアルは、現在、「人間計測ハンドブック」として市販されています。
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